ネットでクレジットカード決済した際の領収書はプリントアウトしなきゃダメ?電子発行された領収書の保存について

Amazonで商品を購入(クレジットカード決済)した場合、納品書や領収書等の書類が入っていないことが多くなりました。

領収書は注文・決済と同時にメールで送られてきます。
あるいは、Amazonのサイトの「アカウントサービス」→「注文履歴」にある、「領収書/購入明細書」より領収書の出力が可能になっています。

Amazon order history2

※この記事は、投稿日時点での法律・状況等に基づき執筆しています。

紙の領収書の保存期間は、原則7年

保存期間

紙の領収書の保存期間は、個人事業主・法人ともに、原則7年間です。

(法人については、条件によっては9年間となります。)

こちらは、所得税法・法人税法における保存期間になります。

会社法における保存期間は10年間となっていますので、法人の場合、万全を期するのであれば、10年間保存すべきでしょう。

 

領収書は紙で出力すべきか?

Amazonでは、「アカウントサービス」→「注文履歴」→「領収書/購入明細書」から領収書を確認することができます。

このケースで考えれば、そもそも紙ベースの領収書は発行されていません。

よって、わざわざ紙で出力して保存する必要はないです。

ただし、購入の都度、PDF等で保存しておいた方がよいでしょう。

Amazonでは注文履歴がずっと残っているようですが、サービスによっては一定期間で消えてしまう場合もあります。

Evernoteに保存したり、自分のメールアドレスにそのデータを送るなどの方法で、まめにデータ保存しましょう。

・紙のデータをスキャン保存する場合は注意

紙の領収書をスキャン後に捨てちゃうことには、少し気を使わなければなりません。

電子帳簿保存法の改正により、保存要件が緩和されたとはいえ、まだまだスキャンした領収書のデータ保存はハードルが高いです。

スキャンした領収書のデータ保存をおこなうには、

  • データ保存を開始する3ヶ月前に税務署に申請書を提出しなければならない
  • タイムスタンプが必要であるため、そのコストが発生する
  • スキャンを行う人以外に、チェック担当者(フリーランス・個人事業主であれば、税理士など)が必要

などの要件があります。

まとめ

ネット通販やネットサービスで、領収書がデータの場合、紙での出力は必要ありませんが、別途クラウドやローカルディスクへの保存は必要です。