税理士業を営んでいますと、顧問税理士を変えたいというご相談を頻繁に受けたりします。
顧問税理士を決めるのも大変ですが、変えるものまた大変です。
今回は紹介編ということで、人から税理士を紹介してもらう際の注意点について考えていきます。
(↑中野サンプラザを後ろから)
顧問税理士の探し方
顧問税理士の探し方、どんな方法があるでしょうか。
- 紹介してもらう
- ネット検索
- 街を徘徊
- 電話帳、DM
他にもあるとは思いますが、ポピュラーなものとしては、こんな感じでしょうか。
この中でも1、2がやはり主力でしょう。
まずは、「1.紹介してもらう」をあたりつつ、同時に「2.ネット検索」、という流れが多いように思います。
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素敵なカフェをみつける感覚で「3.街を徘徊」。
- 「おっ!こんな住宅街のど真ん中にいい感じの税理士事務所がある!」
- 「隠れ家的税理士事務所!」
- 「中小企業の社長が本当は誰にも教えてたくない税理士事務所」
- 「シェフの気まぐれ確定申告」
のようにはもちろんならないと思いますが。。。(ん?もしかしてなったりする?)
「3.街を徘徊」しての税理士探しということでいえば、カフェ探索というよりは、病院をみつけるときのような感覚でしょう。
顧問税理士を紹介してもらうときに気をつけたいこと
気をつけたい紹介のパターンとして、今回みていきたいのは、
- 親戚や仲の良い友人からの紹介
- 所属する団体のメンバーからの紹介
- 紹介会社からの紹介
の3パターン。
1つ1つみていきましょう。
1.親戚や仲の良い友人からの紹介
親戚や仲の良い友人のすべてがダメということではありません。
気をつけたいのは、その紹介者(親戚・友人など)と税理士との関係性が普通じゃないときです。
関係性が普通(僕が思うところの「普通」です)であるならば、その税理士はきちんと守秘義務を守ります。
ところが、普通じゃない場合ですと、こちらの情報がその税理士を通じて、その親戚・友人にダダ漏れになります。
(税理士以外には)誰にも言ってないのに、親戚のおじさんが会社の経営状態を知ってる風で、やたら心配してくる etc。。。
2.所属する団体のメンバーからの紹介
所属している何かしらの団体で仕事を取ってしまうと、もしその団体が嫌になってしまったときに、その団体を辞めにくくなってしまうなんてことも。
また、紹介者に気を使ってその税理士を変えられないとか。
スポットの仕事であればいいのですが、顧問のような継続的なサービスについては慎重に。
3.紹介会社からの紹介
紹介会社の利用が悪いわけではありません。
ただ、無料紹介サービスのその裏で、年間顧問料総額の7〜8割を税理士が紹介会社に支払っています。
いろいろと察していただければ幸いです。
最初からミスマッチを防ぐというよりは。。。
これは僕の考えなのですが、もっとカジュアルに顧問税理士を変えてもいいのかなと思っています。
もちろん、理想は長いお付き合いです。それ前提で交際(顧問契約)開始です!
ただ、なんかいろいろ気を使って税理士交換を模索している方々をみていると、その税理士は罪だなと。
うちの事務所がお客様に会計ソフトの導入を強くおすすめしているのも、
- 事業年度の途中で契約解除となってもスムーズにバトンタッチできるように
- 僕の万が一のときにスムーズにバトンタッチできるように
なんて思いも少しあります。
繰り返しになりますが、もちろん、理想は長いお付き合いです。チャオ!
【編集後記 〜税理士・前川秀和のつぶやき〜 】
グルテンフリーをやめた途端、狂ったようにラーメンを食べだしたり。。。(替え玉3玉とか)
前回はそんな感じになってしまったので、今回はゆる〜くグルテンフリー中。
せっかく買ってきてくれたのでドーナツをおいしくいただくなど。
【1日1新】
フロレスタ高円寺店のドーナツ
ゲラ
【長男と次男 〜8歳児と2歳児のマイブーム〜 】
長男:ゲーム!ゲーム!ゲーム!俺にもSwitch貸してくれ
次男:車で遊ぼ?と誘ってくれます。プラレールのレールにミニカーを走らせるのが最近の流行り。
税理士、東京。自由、DIY、シンプル。音楽と地下鉄。
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「ちゃんとする」で「いい感じ」を「もっといい感じ」にする税理士事務所をやっています。