「バンドみたいに起業しよう」というコピーを見かけたので、「起業すること」と「バンドを組むこと」について考えてみました。
「バンドみたいに起業しよう」の意味
今の若い人の多くが、バンドをやることに興味があるかどうかはわかりません。
ただかつての若者は、学園祭で演奏するためとか、割とカジュアルにバンドを結成していました。
そんなカジュアルにバンドを組む若者のように、気軽に起業してみようぜっていうのが、このコピーの意味だと思います。
Just do it、とにかくまずは起業してみなよ!的な若者の背中を押すような意味合いで、そのコピーは使われているのでしょう。
仮にそういう意味合いだったとしたら、元バンドマン税理士としては、正直ちょっとムッとします。バンド、そんなに簡単じゃないですよ!
事業経営とバンド活動の共通点
「バンド組むみたいにカジュアルに起業しよう」と言われると元バンドマンとしては心外ですが、ここは
「バンド活動してた君だから、起業だってきっとうまくいくさ!」
って意味だと勝手に解釈して話を進めます。
事業経営とバンド活動、その共通点は、
- 仲間と始める
- 商品やサービス(音源やライブ)をつくる必要がある
- 商品やサービス(音源やライブ)を売る必要がある(営業)
- いずれ仲間と仲たがいする
なんて感じでしょう。要はほとんど同じようなものです。
バンドで食べていこうと考えているのならば、バンド結成、それはつまりイコール起業。
だから、本気でバンドをやるのならば、営業もバンド活動の一環としてやらなければなりません。
ちなみに、バンドでよくある音楽性の相違によるメンバー脱退や解散は、音楽性以外の人間関係だったりがほとんどです。そして、その根本の原因はバンドが売れないことによるものです。
売れない→なぜ売れないのか悩む→試行錯誤→それでも売れない、といった状況にメンバーは疲弊していきます。
事業経営とバンド活動の相違点
相違点、、、ないかも知れません。
バンド自体が完全に趣味な場合はどうなの?って意見もありますが、事業自体が完全に趣味な場合だってあるので、やっぱりこの両者は同じだなと。
いちばん大事なことは曲を作って発表すること
売れてやろうなんて思っていなくても、あれよあれよという間に売れてしまうバンドや起業家もいるにはいます。
でも、バンドは曲を作らなければ始まりませんし、起業は商品やサービスがなければ始まりません。
そして、それら成果物を世に出さなければなりません。
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まずは曲を書く。
バンド名を決めて、誰かに届くように曲を奏でる。
そこで初めて「自称ミュージシャン」から「ミュージシャン」へと変わります。
【編集後記 〜税理士・前川秀和のつぶやき〜 】
昨日はオフ。家族で電車で新宿へ。
アップルストア→油そば→小田急百貨店。
【1日1新】
家族で新宿のアップルストア
【昨日の長男と次男 〜8歳児と2歳児のマイブーム〜 】
長男:コロコロコミック
次男:西武新宿線
長男(小3)の夏休みも終わりました。
税理士、東京。自由、DIY、シンプル。音楽と地下鉄。
独立・起業・スモールビジネス、ベッドルームから始めよう。
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