税務署には一番汚いものを。〜税理士事務所勤務時代に学んだことより〜

税理士として独立前、約10年間、1つの税理士事務所に勤務していました。

そのときのやり方が、今の税理士業務の下地(たたき台)になっているのは間違いありません。

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※この記事は、投稿日時点での法律・状況等に基づき執筆しています。

税務署には一番汚いものを出す

電子申告が普及する前、確定申告書は紙で提出していました。

たいていの税理士事務所がそうではないかと思いますが、

  • 税務署提出用
  • お客様用控え
  • 税理士事務所用控え

の3部を提出し、うち「お客様用控え」と「税理士事務所用控え」は受付印を押してもらって戻されることになります。

で、僕が勤めていた税理士事務所で先輩に教わったこととして、

  • 税務署提出用は一番汚いものを

というものがありました。

税務署から送られてくるOCR読み込み用の用紙を、インクジェットプリンターに入れてプリントする、という作業があり、結構用紙が汚れたりしていました。

それらプリントアウト後の用紙を比べて、一番汚いものを税務署に提出する。(一番キレイなものはお客様用控えに)

これには、なるほどと思ったものです。

何も教わらなければ、僕は一番キレイなものを、税務署に提出していたかも知れない。

法人や個人事業主の申告において、ほぼ100%電子申告をしている今、このルールを活用する機会はほとんどありませんが、相続税の申告等で紙提出をするときに、ふと思い出すことがあります。

 

独立してやめたもの

勤務時代から続けている習慣みたいなものもある一方、独立してやめたものもあります。

  • 電話
  • 特定の会計ソフト
  • 朝礼
  • デスクトップPC
  • スーツ

などがそうです。

 

電話については、事務所サイトから1ヶ所だけを除いて、電話番号の記載をやめました。(その1ヶ所も時期をみて削除すると思います)

ただ、まだお電話での問い合わせをいただくことがあるので、自分のサイト以外からも削除する必要がありそうです。こちらはまだ未対応なので、順次掲載削除の依頼する予定です。

というわけで、電話については厳密に言えば、やめてる途中段階ではあります。

 

会計ソフトはこちらが押し付けるものではなく、お客様が選ぶものかなと。

どの会計ソフトを買えばいいかと聞かれた際は、税理士事務所以外の人でも簡単に手にすることができる、3つの会計ソフト(弥生会計インストール版、freee、マネーフォワードクラウド)を案内しています。

 

勤務時代の税理士事務所では朝礼がありました。今はスタッフもいないし、やっていません。(ひとり朝礼というのもあるようですが)

朝礼は正直嫌いでした。

あれは全員納得の上でやった方がいいと思います。現実のほとんどのケースとしては、本当に朝礼をやりたいのは社長だけです。

朝礼自体が悪いわけではないです。ただ、全員納得の上で、やった方がいい。そして、朝礼をやっている時間についても、キッチリ給料を出す。お願いします。

 

デスクトップPCは使っていません。ラップトップPC(ノートPC)を使っています。

 

仕事だからという理由だけでスーツを着ることはありません。仕事(税理士業)用にスーツを買うことは今後ないと思います。

 

おまけ:税理士事務所に入って驚いたこと

税理士事務所に入って驚いたこと。

それは、やはりなんと言っても、「靴をぬぐ」ことがあるということ。

お客様のご自宅に訪問するもあるため、靴をぬぐ機会が結構あるのです。

会社に訪問するイメージしかなかったので、当時は驚きました。

 

脱ぎやすい革靴、穴のあいていない靴下、足の臭いに気をつける、靴べらを持参してみたり・・・

そんな気遣いもしたりして。

 


 

【編集後記 〜税理士・前川秀和のつぶやき〜 】

昨日は祝日につきオフ。

Amazonプライムビデオで『ゴッドファーザー』を観てすっかり感化されました。

息子たちに「今日からパパをパパと呼ぶんだよ」と言うもキョトンとしている彼ら。そりゃそうだ、日頃から呼ばれてるし。。。

結束の固いファミリー企業をつくって、ゴッドファーザーと呼ばれるようになるという新しい夢ができました。

 

【1日1新】

初めての公園

ポテトチップスを手作り

 

【長男と次男 〜9歳(1ヶ月)児と3歳(2ヶ月)児のマイブーム〜 】

長男:キックスクーター(いらない風でしたが、買い与えてよかった。とても楽しんでました)

次男:公園、お砂場、すべり台、Yバイク